FUNSET OF ART


10代の頃、愛情を持って着ていたのはすべて古着だった。
ほつれたり、穴が開いてしまったボロボロのデニムを自分で直し、
そのヘタクソなリペア痕が味わいとなって積み重なっていった。

いつからか自分で洋服を作るようになり、
始めたばかりの頃の見よう見まねで作ったジーンズは、
ステッチはガタガタでパターンもブサイクだったけど、なぜだか気に入っていた。

ボロジュアリー

そんな言葉が頭をよぎった。
僕が着たいと思う洋服は、ラグジュアリーではなく、単なるボロでもなく、
愛情を持って着たくなる服。
繰り返し直して着続けることが僕にとっての贅沢。
自分だけのワードローブ。

直して使う

それは古来から日本人が持っていた感覚。
たとえば刺し子のように、何度も何度も直して使われ続けた古布は、
なんとも言えない深い味わいをたたえ、そこに価値が生まれている。
僕たちには直して使う文化が根付いている。
そこに美しさを見いだす感性を備えている。

着た瞬間からしっくりとなじむ心地よさを備えた洋服。
まるで当然のようにあるダメージやリペアが生む表情を楽しんでもらいたい。
あの頃を思い出しながら、そして新しい感性を育む工夫を凝らしながら、「FUNSET OF ART」 のコレクションは創り出されています。

以上コピペですが、この世界観は他ブランドでは真似できない"FUNSET OF ART"ならではのものです。

昨年春夏のバイイングが終わる頃、偶然こちらのブランドを取り扱うメーカーさんと出会いました。
ブランド自体は以前から気になっていましたが、実際アイテムそのものを見るなり心をぐっとつかまれました。

万人に評価される洋服もいいですが、こういった個性を感じるブランドは大好きなんです。

"FUNSET OF ART"の世界観をPanioというフィルターを通して広げていきたいと思います。




FUNSET OF ART ヘンプBODOKOフードジャケット  ¥53800+tax



インディゴ染めを施したボディには所々に刺し子が施され、それがいいアクセントになっています。
ボロを意識したような襟周りはパッチワーク、刺し子が施され非常に手間のかかったジャケットとなっています。
これはまるでアートな一着です。




ロングシャツタイプで前後の丈の長さが異なるのが個性的な一着です。
よくみると市松柄となっており、肩部分に入った深めのタックも生地の表情をより豊かにしています。
こちらも所々刺し子が施され、ボタンも場所によって違うもの使うなど細かい所に遊び心が盛り込まれています。


FUNSET OF ART パッチジャガードホームズキャップ ¥11800+tax



FUNSET OF ART IDGペイズリージャガードホームズキャップ ¥12800+tax


こちらホームズがかぶっていたようなデザインにFUNSET OF ARTらしいアレンジが加わったキャップです。
どちらも独特なジャガード織りの生地を使用した存在感のある帽子です。



FUNSET OF ART ベンガルパッチワークボドネックロール ¥16800+TAX


FUNSET OF ART IDGパッチワークボドネックロール ¥15800+TAX

最後にこちら、首元のアクセントにぴったりのスヌードです。
パッチワーク生地をベースにこれでもかというほど刺し子が施されています。
シンプルなスタイルの時にアクセントにもぴったりです。



どこか懐かしい感じもする、日本人の心にすーっと入ってくるこの力みのないデザインとクラフト感。
是非一度その手で確かめてみてください。




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